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🌱ウド(独活)|湿と痛みを流す“春の香り薬膳で巡りリセット”
「春になると頭が重い」「関節がこわばる」「むくみやすい」──
そんな“巡りの停滞”を感じるときにおすすめしたいのが、ウド(独活)です。
独特の香りとシャキシャキ食感を持つ山菜・ウドは、薬膳では風湿を除き、気血の巡りを助け、痛みを和らげる作用をもつとされ、春の不調改善にぴったりの食材です。
今回は、春にこそ食べたい“巡り整える香味野菜”としてウドの魅力をご紹介します。
🌿薬膳でのウドの位置づけ
ウドは温性で辛味・苦味を持ち、肝・腎に作用します。
主要な効能は祛風除湿・通絡止痛・行気活血。
風寒湿による痛みやこわばり、特に腰痛や関節痛に良いとされ、巡りを整えて身体を軽くする役割があります。
和名 | ウド(独活) |
---|---|
中薬的分類 | 香味野菜・祛風湿類 |
四気 | 温性 |
五味 | 辛・苦 |
帰経 | 肝・腎 |
主な効能 | 祛風除湿・通絡止痛・行気・活血 |
💡ウドが女性にうれしい3つの理由
- 1. 頭重感・めまい・だるさに:巡りを助け、春の重さをリセット
- 2. 関節のこわばりや腰痛に:風寒湿の滞りを取り除く
- 3. むくみ体質・冷え:体の中の“余分”を動かしてスッキリへ
春特有の“重さ・鈍さ・だるさ”を感じたら、香りの力で巡りを取り戻しましょう。
🍽ウドのおすすめ薬膳レシピ
🥗ウドとワカメの酢味噌和え
香りで気を巡らせ、湿をさばく一品。
- 材料:ウド、ワカメ、酢味噌(酢・味噌・砂糖)、白ごま
🍲ウド入り豚汁
温性食材と組み合わせて、痛み・冷えに対応。
- 材料:ウド、豚肉、ごぼう、人参、味噌、生姜
🥢ウドのきんぴら
シャキシャキの食感で、気血を動かす副菜に。
- 材料:ウド、醤油、みりん、ごま油、鷹の爪
🔍体質別アドバイスと注意点
- 気滞タイプ:香りで気を巡らせる働きが◎
- 湿痰タイプ:むくみ・重だるさをリセット
- 陰虚・血虚タイプ:乾燥しすぎているときは刺激に注意
📝まとめ|ウドは“香りと温性で整える春の巡り食材”
ウド(独活)は、薬膳で風湿を除き、気血を巡らせ、痛みを軽減する香味野菜として知られています。
春の体は“冬にため込んだ湿と冷え”が原因で、不調が出やすくなる季節。
ウドの香りと温性で身体を内側から動かして、軽やかに春を迎える準備を整えてみてはいかがでしょうか?
このページ下部では、他にも“春の巡りと湿に効く薬膳食材”をご紹介しています。
あなたの春のからだに合った素材を見つけて、食卓から季節の養生を始めましょう。