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🍄きくらげ(木耳)|血を補い、潤いを保つ“巡りと美の薬膳きのこ”
「肌が乾燥しやすい」「便秘気味」「髪のハリがなくなってきた」──
そんな変化を感じ始めたあなたにこそ、食べてほしい薬膳食材があります。
それが、きくらげ(木耳)。
ぷるんとした食感が特徴のこの黒いきのこは、薬膳では“血を補い、潤いを与え、巡りを整える”働きを持つ美容食材として知られています。
🌿薬膳で見るきくらげの性質と働き
中医学での木耳(もくじ/きくらげ)は、平性で甘。
帰経は肺・胃・肝に入り、養血潤燥・益胃生津・涼血止血といった効能があります。
肌・髪・便通・血の巡りなど、女性の“巡りと潤い”にまつわる悩みにぴったりの食材です。
和名 | きくらげ(木耳) |
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中薬名 | 木耳(もくじ) |
分類 | 菌類 |
四気 | 平性 |
五味 | 甘 |
帰経 | 肺・胃・肝 |
主な効能 | 養血潤燥・益胃生津・涼血止血 |
💡女性におすすめの薬膳的ポイント
- 1. 潤い補給:肌・髪・喉・腸など、乾きがちな女性の体に◎
- 2. 養血作用:月経トラブル・貧血傾向・慢性疲労のケアに
- 3. 巡りを整える:血の滞りや便秘による吹き出物にも
また、黒きくらげは「補腎」の側面もあり、エイジングケアや更年期世代の不調ケアにも有効とされています。
🍽きくらげのおすすめ薬膳レシピ
🥗きくらげときゅうりの黒酢サラダ
潤いと巡りを整える“さっぱり常備菜”。
- 材料:戻したきくらげ、きゅうり、黒酢、醤油、ごま油
🍲きくらげと卵のふわとろスープ
血を養い、胃腸にもやさしい夜の癒しメニュー。
- 材料:きくらげ、卵、鶏ガラスープ、ねぎ、生姜
🥣黒きくらげの美容粥
陰血を補い、肌と腸の調子を整える朝ごはんに。
- 材料:きくらげ、もち米、なつめ、クコの実、はちみつ(お好みで)
🔍体質別アドバイス
- 陰虚体質:肌・髪の乾燥、寝汗、のぼせなどに◎
- 血虚体質:月経不順、疲労感、肌のくすみに◎
- 脾虚体質:消化が弱い方は火を通して少量ずつ摂取
📝まとめ|きくらげは“潤い”と“血”のやさしい薬膳パートナー
きくらげ(木耳)は、地味に見えても、薬膳の中では非常にバランスの取れた美と養生の素材。
女性の“巡り”“乾き”“月経”など、繊細な不調にそっと寄り添い、毎日を心地よく過ごすための栄養を運んでくれます。
普段のメニューに一品足すだけでも、きっとカラダがよろこぶはず。
今日の食卓に、薬膳的な“黒い力”を取り入れてみませんか?
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