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イライラ・不安・不眠に悩むあなたへ|“肝鬱化火”タイプの整え方
ストレスが溜まると、イライラしたり、不安になったり、夜眠れなくなったり──。
それは中医学でいう「肝(かん)」の働きが乱れた「肝鬱化火(かんうつかか)」タイプのサインかもしれません。
感情の高ぶりが“熱”を生み、心身のバランスを崩している状態です。
“肝鬱化火”とは? 中医学で読み解くメンタルの不調
肝鬱化火とは、感情の抑圧(肝鬱)が進んで「熱=火」が生じ、上半身や精神に影響を与える証です。
- イライラ・怒りっぽい
- 胸がつかえる・ため息が多い
- 顔がほてる・赤くなる
- 目が赤い・充血しやすい
- 口が苦い・口臭が気になる
- 不眠・動悸・夢が多い
- 月経前に症状が悪化する(女性)
舌は紅く、舌苔が黄〜厚め、脈は弦・数などが見られることがあります。
肝鬱化火タイプに合う漢方処方
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
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【効能】疏肝解鬱・清熱・安神。PMSや更年期の情緒不安定に。 - 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
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【効能】清熱安神・鎮静・緊張や不安の強いタイプに。
薬膳で整える「肝鬱化火」
- 苦味・酸味を含む食材:セロリ、トマト、ミント、柑橘類
- 気を巡らせる:香りのある食材(陳皮・しそ・三つ葉)
- 肝の陰を養う:黒ごま、枸杞の実、豆腐、緑茶
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ツボとセルフケア
- 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間/肝気の調整に最重要
- 神門(しんもん):手首の小指側くぼみ/安神・不眠対策に
- 膻中(だんちゅう):胸の中央/気の巡り・情緒安定に
ゆっくりと深呼吸しながらツボ押しを行うことで、効果が高まります。
生活でできる整え方
- 毎朝同じ時間に軽くストレッチ or 散歩
- アロマ(柑橘・ラベンダー系)や温かいお茶で気分転換
- 夜のスマホ時間を減らし、ゆっくり入浴
- 月経周期の前後は特に“無理しない”ことを意識
まとめ
イライラや不眠の背景には、体質的な「肝鬱化火」の傾向があるかもしれません。
中医学の視点で、自分の気持ちと体に耳を傾けることで、不調の根をやさしく整えていきましょう。
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