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冷え・湿気・関節の痛みに悩むあなたへ|“寒湿”タイプに合う漢方とセルフケア
梅雨や冬になると「なんとなく関節が痛い」「体が重だるい」「お風呂で温めるとラクになる」──そんなお悩みはありませんか?
これらは中医学でいう“寒湿(かんしつ)”タイプのサインかもしれません。
“寒湿”タイプとは?
寒湿とは、冷え(寒)と湿気(湿)が体に侵入・停滞することで起こる体調不良を指します。
- 関節が冷えると痛みやすい
- 雨の日や梅雨時に不調が出る
- 下半身のむくみや冷えがある
- 温めると症状が和らぐ
- 舌苔が白くて厚い
これらに心当たりのある方は、寒湿タイプに近い体質といえるでしょう。
対策のカギは、「温めて湿をさばく」ことです。
寒湿タイプによく使われる漢方処方
寒湿による関節痛やむくみに対応する代表的な処方をご紹介します。
■ 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
主な適応:むくみ、関節の重だるさ、冷え、肥満体質
効能:利水・補気・除湿
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■ 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
主な適応:寒冷による関節痛、足腰の冷え、排尿異常
効能:温陽・利水・散寒
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■ 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
主な適応:高齢者の腰痛・関節痛、寒冷による運動痛
効能:温経散寒・補陽・祛風除湿
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寒湿タイプのセルフケア
漢方処方に加えて、日常生活でできるケアも効果的です。
■ 温活・入浴
寒湿タイプの方には、毎日の入浴で体を芯から温めることが有効です。
よもぎ湯・生姜湯など薬湯もおすすめです。
■ 食養生(食事)
湿を取り、陽気を補う食材を積極的にとりましょう。
- 生姜、ねぎ、シナモン(温める)
- はとむぎ、冬瓜、小豆(利水・除湿)
- 黒豆、山芋(腎を補う)
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■ ツボ刺激
関節痛や冷えにおすすめのツボをご紹介します。
- 陽池(ようち)【作用】手の冷え、関節痛、気の巡り改善【位置】手の甲側、手首の中央にあるくぼみ
- 足三里(あしさんり)【作用】胃腸虚弱、全身のだるさ、免疫低下【位置】膝のお皿の下、指4本分外側
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寒湿タイプの方におすすめの読み物
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- 👉 冷えの症状ページへ(※近日公開予定)
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まとめ
寒湿タイプの方は、冷えと湿気が重なる季節に不調が出やすい傾向があります。
漢方で内側から整えつつ、入浴・薬膳・ツボなどのセルフケアを取り入れて、健やかな体を保ちましょう。
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