半夏瀉心湯 vs 六君子湯|胃もたれ・食欲不振の証で選ぶ処方
半夏瀉心湯 vs 六君子湯|胃もたれ・食欲不振の証で選ぶ処方 「食べたあとに胃が重たい」「なんとなく食欲がわかない」—— そんな慢性的な胃腸の不調に、漢方は体質ごとのアプローチで応えてくれます。 今回ご紹介するのは、胃腸虚弱タイプに用いられる代表方剤 「六君子湯(りっくんしとう)」と、胃内停水・中焦不和といった機能的な乱れに効果的な 「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」。 どちらも“胃腸の悩み”に […]
漢方処方の理論や構成を理解するための「方剤学」について、初心者向けに解説した記事をまとめています。
半夏瀉心湯 vs 六君子湯|胃もたれ・食欲不振の証で選ぶ処方 「食べたあとに胃が重たい」「なんとなく食欲がわかない」—— そんな慢性的な胃腸の不調に、漢方は体質ごとのアプローチで応えてくれます。 今回ご紹介するのは、胃腸虚弱タイプに用いられる代表方剤 「六君子湯(りっくんしとう)」と、胃内停水・中焦不和といった機能的な乱れに効果的な 「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」。 どちらも“胃腸の悩み”に […]
当帰芍薬散 vs 桂枝茯苓丸|月経トラブルに使われる代表方剤の違い 月経痛・むくみ・冷え・生理不順…。 女性にとって月経周期にまつわる不調は、とても身近で、しかし個人差が大きい悩みの一つです。 漢方では、同じ「月経トラブル」でもその背景にある体質や症状の現れ方によって、選ばれる処方が異なります。 本記事では、特に処方頻度の高い二大方剤―― 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)と桂枝茯苓丸(けいしぶく […]
加味逍遥散 vs 抑肝散加陳皮半夏|女性の情緒不安と自律神経失調にどう使い分ける? 更年期・PMS・イライラ・不眠…こうした症状は、現代女性にとってもはや珍しくありません。 しかし、「ホルモンバランスだから仕方ない」と諦めるのではなく、体質と心の両面にアプローチできる漢方の力を知ることで、日常の過ごしやすさは大きく変わります。 今回は、そんな女性特有の不調に対し、実際によく使われる2つの代表的処方 […]
大建中湯 vs 小建中湯|腹痛と冷えに使われる“建中湯”の違い 「お腹が冷えると痛くなる」「食後や夜間に腹部がしくしく痛む」── こうした腹痛は、体質によって漢方処方の選択が異なります。中でも「建中湯(けんちゅうとう)」という名前が付く2つの処方── 大建中湯(だいけんちゅうとう)と小建中湯(しょうけんちゅうとう)は、冷えや虚弱による腹痛に用いられる名方ですが、それぞれに明確な適応の違いがあります […]
柴胡加竜骨牡蛎湯 vs 桂枝加竜骨牡蛎湯|不安・動悸・神経症状の体質別処方選択 不安や動悸といった精神症状に悩む方は多くいます。漢方では、同じような症状に見えても体質(虚証・実証)に応じて使う処方が異なります。本記事では、代表的な処方である「柴胡加竜骨牡蛎湯」と「桂枝加竜骨牡蛎湯」の違いと選び方について、東洋医学的な視点から詳しく解説します。 はじめに:精神症状と漢方の […]
大黄甘草湯 vs 麻子仁丸|便秘のタイプ別で使い分ける漢方処方 便秘とひとことで言っても、その原因や体質によって適した漢方処方は異なります。この記事では、古くから多くの臨床例をもつ「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」と「麻子仁丸(ましにんがん)」を比較し、便秘のタイプ別に使い分けるポイントを詳しく解説します。 便秘にもタイプがある?|中医学の視点 中医学では、便秘は単なる「出ない」状態ではなく、 […]
/study/formula-similar-difference/ 同じ構成で異なる適応の方剤まとめ|似て非なる処方の真価を読み解く 「この処方、ほとんど同じ構成なのに、なぜ適応が違うの?」 中医学を学び始めたばかりの方にとって、最初にぶつかる壁のひとつが「構成が似ている処方」の違いです。これは学習者だけでなく、実際に漢方を扱う薬剤師・医師・鍼灸師にとっても重要な視点です。 本記事では、構成生薬 […]