「漢方を本格的に学びたい!」と思ってみたけど、
「何から始めたらいいのかわからない」
「どういう順序で進めば効果的なのかわからない」
こんな疑問を抱いて、立ち止まっていたりしませんか?
ここではそんな方に向けて
おすすめの学習ステップをロードマップとして解説します。
このページと関連ページを読めば、
スムーズに効率よく漢方学習をスタートできますよ。
ステップ1:思い込みを捨てろ!漢方の土台基礎を理解すべし!
まずは、土台となる基本的な概念を理解しましょう。
漢方独自の思考を身につけるには、
漢方独自の基礎理論の習得が不可欠です。
ただ、この基本習得の段階で
多くの方がつまずきます。
なぜなら全く考え方が違うからです!
特に西洋医学を学んでいる方は要注意!(そう、過去の私ですw
学習を進めるとわかりますが、抽象的な概念だから
「なんか非科学的だなぁ」
「インチキくさいなぁ」
「プラセボなんでしょ」
こんなレッテル思考からなかなか抜け出せません。
漢方学習はこの凝り固まった思い込み(ある種西洋医学至上主義の洗脳とも言える)
を外すところからがスタートです。
「素直な気持ちで漢方基礎を受け入れられるかどうか」
これが漢方学習の「最初にして最大の壁」と言えるでしょう。
みなさん、漢方を本気で学びたいなら
思い込みを捨て去りましょう。
・基礎理論を大雑把に捉えよう!
・陰陽五行説
・臓腑弁証
・気血津液(気血水)弁証
・三焦弁証
・営気営血弁証
ステップ2:軸を立てよう!主要な漢方薬について学ぶべし!
次は、主要となる代表的な漢方薬を学んでいきましょう。
基礎理論は大まかな土台です。
その理論土台の上に、各種学問を体系的に積み上げていきたいわけですが、
その軸として「主要な漢方薬」を攻略するのがおすすめです。
というのも・・・
漢方薬自体発展しており、その発展にもベースがあるからです。
ですから、
具体的な学習スモールステップは次の通り。
・ベースの方剤を学ぶ。
・進化系を学ぶ。
進化系とは?
ベースとなる方剤を改良させて進化、発展させた方剤。
・桂枝湯
・麻黄湯
・柴胡剤
・承気湯類
・四君子湯類
・四物湯類
ステップ3:枝葉を広げよう!具体的症例でさらに理解を深めるべし!
土台→軸とくれば、最後は枝葉。
仮説症例を通じた、ケーススタディで実践的な知識を身につけていきましょう。
漢方薬は使われてなんぼの世界です。
じゃ、
「どういう人に適しているのか?」
「どういう症状に向いているのか?」
「使い分けはどうしたらいいの?」
というように
医師、薬剤師であれば臨床現場。
登録販売者であれば、販売現場。
患者様目線であれば、セルフケアの一助に。
学習して得た知識を使える知識へ昇華させていくのがステップ3の段階です。
・過多を治す
・不足を治す
まとめ
漢方を学ぶためには、まず私たち自身の中にある
科学をベースにした
西洋医学至上主義
というバイアスを外すところが非常に重要です。
曇りなきまなこ で自身の漢方学習をスタートさせてあげること。
具体的なステップとしては
ステップ1:土台形成となる基礎理論の理解
ステップ2:軸となるベースの漢方薬の学習
ステップ3:具体的な症例で肉付け枝葉を伸ばしていく
こんな具合に
順序立てて段階的に学習を進めていくことで体系的に漢方薬を身につけていけます。
※国際中医師のような専門家からの学習指導を加え、最後は自身の継続的な学習と実践が必要です。
このロードマップを参考に、自分のペースで漢方の学びを深めていってください。