積滞(せきたい)とは、食べ物が胃に停滞した状態。不節制な食生活が原因で脾胃の運化機能が停滞し発症する。
発生機序:脾胃の運化機能低下→胃に停滞→消化不良
主に小児において発症しやすい。
母乳による積滞を傷乳積滞(しょうにゅうせきたい)
飲食物による積滞を傷食積滞(しょうしょくせきたい)
と呼び、それぞれの治法は、
消乳導滞(しょうにゅうどうたい)
消食導滞(しょうしょくどうたい)
となる。
主な代表方剤は次の通り。
消乳丸、胃苓湯、保和丸など。和漢では、小児なのでひとまずは小建中湯が候補かも。
主な症状は次のとおりである。
食欲不振、腹部膨満、腹痛、嘔吐、泣き騒ぐ、生くさい大便、手のほてり。
脈診:脈弦滑、指紋は紫滞
舌診:黄膩苔
« Back to Glossary Index